VGC2016構築集 【VGC2016】
いよいよ新世代に突入するということで今年度のルールでもあるVGC2016の考えてた構築をちょこちょこ垂れ流していこうと思います
バトルロードグロリアなどこのルールで闘う機会はあると思うのでそういった人たちへ何か考えるキッカケにでもなれば幸いです
封印BigB
ポケモン | 技 | 持ち物 | 特性 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
グラードン | 断崖の剣 | 炎のパンチ | 岩雪崩 | 守る | 紅色の玉 | 日照り → 終わりの大地 |
ゼルネアス | ムーンフォース | マジカルシャイン | ジオコントロール | 守る | パワフルハーブ | フェアリーオーラ |
ガルーラ | 恩返し | グロウパンチ | 不意打ち | 猫騙し | ガルーラナイト | 肝っ玉 → 親子愛 |
ボーマンダ | ハイパーボイス | 捨て身タックル | 追い風 | 守る | ボーマンダナイト | 威嚇 → スカイスキン |
ドーブル | ダークホール | 猫騙し | この指とまれ | ファストガード | 拘りスカーフ | ムラッ気 |
ドータクン | ジャイロボール | 催眠術 | 封印 | トリックルーム | ラムの実 | 浮遊 |
ゼルネアスの対策として数を増やしたドータクンを封印ドータクンで対策するという荒業
それ以外は基本的なBig系統のメンバーで固めているためパワーは出るはず
ジオコンオーガレック
ポケモン | 技 | 持ち物 | 特性 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
カイオーガ | 潮吹き | 根源の波動 | 冷凍ビーム | 守る | 藍色の玉 | 雨降らし → 始まりの海 |
レックウザ | 画竜点睛 | 神速 | 剣の舞 | 守る | 気合の襷 | エアロック → デルタストリーム |
ゲンガー | ヘドロ爆弾 | 鬼火 | 挑発 | 守る | ゲンガナイト | 浮遊 → 影踏み |
ドーブル | ダークホール | ジオコントロール | バトンタッチ | ニードルガード | パワフルハーブ | ムラッ気 |
ライチュウ | ほっぺすりすり | ボルトチェンジ | 我武者羅 | 猫騙し | 突撃チョッキ | 避雷針 |
カポエラー | インファイト | 猫騙し | フェイント | ファストガード | 脱出ボタン | 威嚇 |
気合の襷ドーブルやメンタルハーブドーブル、カゴの実ドーブルなどの存在により対策が安定しないことから、「神秘の守り」をドーブルへの一時的な対策として採用する構築が多く見受けられるようになったため、そこに対するカウンターピックとしてジオコンバトンを採用
バトンの受け先は物理での弱点をもらいにくいカイオーガ
ムラッ気の引き次第ではレックウザへもバトンができる
そこからカイオーガを採用した構築で最も結果を残している構築に寄せていく形に
なかなか面白い構築に仕上がっている
カイグラヌケニン
ポケモン | 技 | 持ち物 | 特性 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
カイオーガ | 根源の波動 | 冷凍ビーム | 雷 | 守る | 藍色の玉 | 雨降らし → 始まりの海 |
グラードン | 噴火 | 大地の力 | 目覚めるパワー氷 | 守る | 紅色の玉 | 日照り → 終わりの大地 |
ボーマンダ | ハイパーボイス | 流星群 | 追い風 | 守る | ボーマンダナイト | 威嚇 → スカイスキン |
クチート | アイアンヘッド | じゃれつく | 不意打ち | 守る | クチートナイト | 威嚇 → 力持ち |
クレセリア | 凍える風 | 手助け | スキルスワップ | トリックルーム | ラムの実 | 浮遊 |
ヌケニン | ゴーストダイブ | 影打ち | 鬼火 | 守る | 気合の襷 | 不思議な守り |
カイオーガ+グラードンの構築のスペックの高さには可能性を感じていたものの、レックウザが絡んだ組み合わせが辛くなかなか完成には至らなかった
ある日なんとなくヌケニンで遊んでいるとレックウザ入りの構築はレックウザを倒せてしまうとヌケニンが倒せないことが多々あることや、相手の選出を大きく歪めさせることができると感じた
メガレックウザ相手にデルタストリームから天候を取りながら襷発動まで持っていけるようにし、ヌケニンで詰めていくことが可能
レックウザがいなかったらメガシンカとゲンシカイキとクレセリアの数値で押して押して押しまくる
僕だけグラゼルネイベル
ポケモン | 技 | 持ち物 | 特性 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
グラードン | 噴火 | 大地の力 | 10万ボルト | 守る | 紅色の玉 | 日照り → 終わりの大地 |
イベルタル | 叩き落とす | 不意打ち | イカサマ | バークアウト | 突撃チョッキ | ダークオーラ |
ガルーラ | 恩返し | グロウパンチ | 不意打ち | 猫騙し | ガルーラナイト | 肝っ玉 → 親子愛 |
ボーマンダ | ハイパーボイス | 捨て身タックル | 追い風 | 守る | ボーマンダナイト | 威嚇 → スカイスキン |
ドーブル | ダークホール | 猫騙し | トリックガード | ニードルガード | 気合の襷 | ムラッ気 |
メタモン | 変身 | レッドカード | 変わり者 |
グラゼルネにイベルタル入れれたら強そうなのにな〜と思ったことから着想が始まった構築
ジオコンを積んだゼルネアスや剣舞を積んだレックウザなどを一方的にパクるのが目的
別にそういったプレイに拘らなくとも自分だけ伝説3体+メガorドーブルで出せると思ったらかなり強そうに感じてしまった構築
ボルトロスの合法威張るなどを組み込んでも面白そう
総括
なんやかんややり込めなかったルールでしたけれども、時間があるときに考えてみると、どこで差をつけるか考えるのがかなり面白いルールでした
VGC2017でも継続して努力をして準備をして、さらなる飛躍に繋げたいですね
サン・ムーンでお会いしましょう
第9回ポケットモンスター北陸オフ 使用構築 ー Twin Mega Evolution "KG"
結果
オフ、大会名など | 参加人数 | 予選結果 | 決勝トーナメント結果 | 補足 |
---|---|---|---|---|
第9回ポケットモンスター北陸オフ | 52人 | スイスドロー5-0-1(1位通過) | 1回戦負け(ベスト16) | |
バトルロードグロリアオンライン1 | 89人 | スイスドロー5-2(10位通過) | 1回戦負け(ベスト16) | トリトドン → サンダー |
某所 battle spot doubles | ?人 | レート1650達成(9月上旬) | 1位獲得 | トリトドン → マリルリ,サンダーなど |
使用構築
ポケモン | 技 | 持ち物 | 特性 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
ガルーラ | 恩返し | グロウパンチ | 不意打ち | 猫騙し | ガルーラナイト | 肝っ玉 → 親子愛 |
サーナイト | サイコキネシス | ハイパーボイス | 目覚めるパワー地面 | 守る | サーナイトナイト | トレース → フェアリースキン |
ヒードラン | 熱風 | 大地の力 | 身代わり | 守る | シュカのみ | 貰い火 |
ランドロス | 地震 | 岩雪崩 | 馬鹿力 | 叩き落とす | 突撃チョッキ | 威嚇 |
モロバレル | ギガドレイン | ヘドロ爆弾 | 茸の胞子 | 怒りの粉 | ゴツゴツメット | 再生力 |
トリトドン | 大地の力 | 冷凍ビーム | 毒々 | 自己再生 | オボンの実 | 呼び水 |
個別解説
191-192-122-*-123-140
H:16n-1
B:177メガガルーラの親子愛けたぐりを高乱数耐え(86.22%)
S:最速ヒードラン-1
- 場持ちの観点からメインウェポンは恩返し
- 素早さ操作を構築に取り入れないことから相手の展開や後出しを許さないグロウパンチ
- ポケモンの基本である上を取るための先制技として不意打ち
- 素早さ操作を構築に取り入れないことから試合の組み立てに必要な猫騙し
軸であるため、明確な仮想敵はもたせず最大限に強さが出るA補正
速いガルーラと打ち合えるようにするために177親子愛けたぐりを耐えれるように設定
素早さを自身のヒードランより遅くすることで、モロバレルなどに熱風を当てて落としてから隣に攻撃するといった動きが可能
防御より特防を上げてポリゴン2のダウンロードを対策
猫騙しとグロウパンチを持ち、モロバレルと組み合わせれば素早さ操作は構築に必要ないと考えた
159-*-87-220-155-152
H:16n-1
B:攻撃1段階下降177メガガルーラの親子愛すてみタックルを高乱数耐え(82.74%)
C:11n,221-101モロバレルをサイコキネシスで確定1発
- 毒や炎に打てる1つ目のメインウェポンとしてサイコキネシス
- このポケモンを採用している理由とも言えるハイパーボイス
- このポケモン単体で攻めを完結させるための目覚めるパワー地面
- 脆いポケモンであるため盤面を整えるための守る
軸であるため、最も高い数値の部分に補正をかける
特殊方面との打ち合い性能を高めるために素早さを準速に
威嚇込みの最低限の耐久と火力のバランスをとった形に
このポケモンには凍える風やトリックルームを入れて対応力を出す構築が見受けられますが、やはり自分はサーナイトはこの形が最も強いように思える
モロバレルと並べることでこのポケモンも素早さ操作を無理に構築に組み込む必要はないと考えている
173-*-126-176-126-141
H:奇数
B:216霊獣ランドロスの岩雪崩を身代わりが最高乱数以外で耐える
- ガルーラやサーナイトとの攻撃範囲を補える熱風 → このポケモンだけで倒しに行くわけではないのでプレイヤー負担の減る範囲技を選択
- 打点を与えたい炎タイプのための大地の力
- 相手のモロバレルへのケアや交代が起きやすいマッチアップ(ガルーラミラーなど)で強い身代わり
- 耐性と攻撃範囲が優秀であり、大事に扱いたいポケモンであるため守る
ガルーラとサーナイトが打点を強く与えにくい鋼や炎への打点と受け先として非常に優秀
ヒードランミラーや不意の目覚めるパワーに耐性の付くシュカのみで採用
ガルーラやサーナイトと合わせて行動していきたいため自然と最速になる
熱風のダメージと合わせてガルーラやサーナイトの攻撃で落としに行くプランになるためダメージを底上げするために残りをCに
ガルーラやサーナイトと横に並べても強い、後ろにも控えていても強いと組み合わせとしても補完としても非常に優秀な1体だった
164-197-110-*-101-157
D:177ボルトロスの命の珠目覚めるパワー氷耐え
- 一貫している状況で強力な一致技として地震
- 地震の当たらない飛行タイプや地震を打てない状況での炎タイプへの打点となる岩雪崩
- 仮想敵となるガルーラや鋼タイプへの打点となる馬鹿力
- 構築的に無視できないクレセリアやギルガルド、防塵ゴーグル持ちやゴツゴツメット持ちなどに打てる叩き落とす
ガルーラやサーナイト、ヒードランの補完の位置となるポケモンであり、格闘や地面への耐性と威嚇から物理ポケモンに対して役割を持ちやすい
このポケモンの特性上、あらゆる場面で先発に投げることであったり、後発から繰り出すことになるため、そういった行動をしやすくなるように突撃チョッキを持たせる
岩雪崩や馬鹿力、叩き落とすのダメージを上げることでガルーラやサーナイトの動きを楽にすることができるのでAに全振り
ガルーラやサーナイト、ヒードランと合わせて動くことになり、メガ前のガルーラやクレセリア、相手のランドロスと最悪同速にするために最速をキープ
219-*-105-105-132-31
H:3n
D:238メガサーナイトのサイコキネシス耐え
- 役割対象である水タイプや地面タイプの打点になり、場持ちが良くなるギガドレイン
- 雨+封印サーナイト+ズルズキンのようなジャンルの構築に勝つためのヘドロ爆弾
- 相手のポケモンの機能を停止させる茸の胞子
- ガルーラやサーナイトとの組み合わせをより強固にする怒りの粉
この構築の動きを支えていると言っても過言ではないポケモン
相手のトリックルームへの対策として優秀なのはもちろん、追い風や凍える風をしている間の隙に茸の胞子で機能を停止にかかることもでき、隣のポケモンの動きをあまりにも強力なサポートで守れるためこのポケモンのおかげで素早さ操作を組み込まずとも戦えています
この構築におけるモロバレルの使い方的に"守る"を使用するタイミングは少なく、必要な技4つで埋めることができています
ヘドロ爆弾はフェアリーや草への打点として意外に重宝する場面が多く、モロバレル同士で向かい合った際にも差がつく技として優秀に感じました
216-*-107-134-108-50
H:4n
C:171-110メガボーマンダを最低乱数切って倒す
S:最遅クチート+1
ガルーラ+サーナイトを扱う上で厳しくなる組み合わせとして水+炎や水+鋼といった組み合わせが厳しくなるためそこに対するカード
隣のポケモンを水技から守ることができ、マリルリやミロカロス、ニョロトノなどの攻めの性能を著しく落とすことができます
出されやすいギルガルドにも下から叩くことができる、炎技に対して繰り出すことができる、弱点がつかれにくいなど補完としてあまりある性能を発揮してくれました
このポケモンを組み込むことによって選出画面でトリックルームを匂わせることができるのもポイントです
構築経緯
自分がVGC2015において手がけた構築の中で最も完成度が高く、強い構築である『3展開メガサーナイトスイッチ』をベースに考察を進めていきました
考察を進めていく中で以下の3点のデメリットが自分の中で浮上してきました
- 主軸(メガシンカポケモン)が1体であること
- 素早さ操作が前提のマッチアップが存在する
- 局所的なメタに寄せている
この3点は構築のパワーを落としている原因であると考え、これらの問題を解決するためのブレイクダウンを行っていきました
- 主軸(メガシンカポケモン)が1体であること
というのもメガシンカポケモンが1体であることはパーティの方針を担うと言っても過言ではなく、その軸が通りにくい相手や基本選出を歪められてしまう相手、マッチアップに対して対策を練っている相手には難しいゲームを強いられてしまいます
ただこの部分に関して解決策は非常に単純明快で"メガシンカポケモンをもう1体用意する"ことで簡単に解決できます
そういったこともあって元々自分はメガシンカポケモンを2体採用する構築を好んで使っていました
しかし残り4体で補完をしなければならないことから、メガシンカポケモンの方針が離れすぎているとポケモン同士の組み合わせや補完が噛み合わずバラバラになってしまうため構築難易度は上がります
今回は"サーナイト"の相方を探す形になりましたが、今回はシンプルに"ガルーラ"に行き着きました
その理由としてはこの3点が主になります
- 素早さ操作が前提のマッチアップが存在する
ポケモンというゲームは"相手の上を取る"ということが非常に重要であることが広く認知されていると思います
自分も例に漏れずその1人だったのですが、そのために行う"素早さ操作"という行動に疑問を抱きました
ベースになっている構築にも強力なジャンルである"トリックルームによるスイッチ"が組み込まれているのですが、この技を取り入れることで素早さを調整しなければいけないことから本来の種族値であれば上から圧倒できる相手から余計なダメージを貰ったり、余計なターン消費をしてしまうことが多々見られました
そのことからもっと"シンプルに"ポケモン同士の組み合わせで強さを出すことをこの構築では意識しました
- 局所的なメタに寄せている
対戦ゲームをする上で意識せざるを得ないのはミラーや上位のジャンルへの対策ですが、ポケモンというゲームは格ゲーとは違い、こちらが用意できる行動の数や幅に制限があります
そのためあまりにも特定の場面や特定のポケモンに絞った構成にしてしまうと、構築のパワーを落とすことに繋がりかねません
つまりポケモンにおいて重要なのは、多少苦手な相手でも押し切ることができる"強い組み合わせを用意する"ことです
前々から思っていたことですが、"構築の完成度は99%が理想"であり、穴のない構築を作ることは不可能なので、どういうポケモンにどういう局面になったら負けかという想定が重要になります
このルールにおけるドーブルや小さくなる系統の構築のようなジャンルの対策は本当に最後に寄せるくらいで良いと思っています
まずは"勝てる範囲を広げること"が結果として自分を楽にしてくれるように思えます
まだいろいろ詰めて考えたものはあるのですが、あんまりだらだら書いてもつまんないと思うので小出しにしていくかtwitterにでも垂れ流していくことにします
今回の構築自体は強いものができて、選択も正しかったと胸を張って言えるし、プレイもかなり詰めることができたのでその結果が最低限帰ってきてくれて良かったです
これからも安心して準備をすることができます
対戦内容
■予選スイスドロー
Round1:みょん - 勝ち
-
Round1から試練
選出画面のルカリオに焦るものの、出てきたメガがプテラだったので一安心
モロバレルでフリーフォールを釣りながらトリトドンを繰り出し、降りてくるところにグロウパンチ
あとは順当に殴りあって押し切る形に
Round2:ふくにゃん - 勝ち
-
Round2は北陸の新進気鋭プレイヤーが相手
選出画面にヤミラミが見えた瞬間にTODスタート(試合が始まる前から)
一応選出にはヤミラミスタートをケアしてメガサーナイトを組み込んだものの、立ち回りは1ターン1ターンきっちり時間を使いながら後続リザードン意識のプレイ
トリル起動時にクレセリア+バンギラスにサーナイトのハイパーボイスが通ったことや、トリル下のトリトドンの活躍によって数的有利に立ち、時間的にもほぼ勝ちが見えたところでヒードランがヤミラミを燃やしてゲームエンド
Round3:コマール - 勝ち
-
Round3は作る構築が好きで実は前から密かに推してるプレイヤーのコマールさん(本人にこのことは言っていませんが)
ここまで2連勝で来ているものの、相手は世界にも進出しているプレイヤーなので苦しいゲームになるだろうと気を引き締める
しかし選出画面で苦手な最速っぽそうなリザードンが軸になっている構築を引き当ててしまう
その取り巻きにもビリジオン(マニューラとの袋叩きも見える)やスイクンにクレセリアといった一筋縄ではいかないポケモンばかり
相手の威嚇に付き合ってしまうとリザードンをフリーにしてしまうため、先発にランドロスは繰り出せないことと、リザードンのオーバーヒートを安直に打たせないためにもヒードランは後発がほぼほぼ確定
リザードン+ランドロス+ビリジオンまで相手の選出は見えていたので、おそらく崩すのならサーナイトでのプレイが必要だと感じました
隣に並べるのは消去法でモロバレルになり、マニューラ+ビリジオンorスイクンのような初手で来る可能性もあるし、最悪リザードンが来たらそのまま切ってまっさらな状態でランドロスを繰りだそうと割りきりました
初手の対面は最悪でしたが、事前に決めていたことなので1ターン目にモロバレルに出落ちしてもらい、その後からどうにかこうにか厳しい試合をしていく形になりました
試合が進んでいく中でコマールさんを観察してみると"腕を組む","顎を触る"といった「守りに入る」「自分はまだ優位」という仕草がよく見られました(今回のオフで試していたことの1つとして、せっかく顔を合わせて試合をするのだからこういったアナログな部分も情報として活用しようという取り組みを行っていました)
これが思いの外うまくハマり、安定を重ねていく相手のプレイのわずかに上を行くプレイをなんとか通し続けることができ、大きな1勝をあげることができました
正直スイクンを選出されていたり、少しでも噛み合いが悪くなると負けていた試合だったのでかなり厳しい相手でした
Round4:バルドル - 勝ち
-
Round4は全国区のプレイヤーでもあるバルドルさん
選出画面に見えたのは有名なアーキタイプでもある雨+サーナイトを踏襲したもの
しかしこのジャンルの構築はガルーラスタンのような多様性を持っていないため、真っ先に対策の動きを練ったパーティでした
調整段階でもこのジャンルを使っていたプレイヤーに対して負けていなかったことから自信はあり、オリジナルにも通用するか試すチャンスでもありました
試合内容としては要所で急所に当てるなどこちらに有効に運が傾いた部分はあったものの、おおよそ想定通りの"モロバレルのヘドロ爆弾"と"トリトドン+ヒードラン"によって差がついた試合になりました
この試合に関しては完全に対策で勝った形となり、自分の準備の仕方において自信がついた試合になりました
僕は昔某サイトを中毒なほどに利用していたので、彼に会って対戦してお話することができたのは正直かなり嬉しかったです
Round5:ずんだ - 勝ち
-
Round5は北陸オフの主催でもありながらここまで勝ち抜いている実力者でもあるずんださん
ここまで長い付き合いながらも初対戦だったので内心ワクワクしていました
選出画面からサーナイトをどかせばトリトドンでのゲームエンドが見えたので、相手のサーナイトのサイコキネシスをモロバレルで受けながら返しの茸の胞子でサーナイトを機能停止させてトリトドンを盾にしながらサーナイトの行動を通す形になりました
Round6:ぴか - ドロー
お互い全勝同士だったので合意の上でのドロー
このRoundは全力で休息に充てることに
■決勝トーナメント
TOP16:ごんべえ - 負け
-
決勝トーナメント1回戦はかなりスタンダードなCHALK+ボルトロス
この形にはサナバレルを当てると決めていたのでこちらもオーソドックスに選出
しかしながら1ターン行動を許した隙にボルトロスの悪巧み+サイコキネシス+10万ボルトですべて破壊されてしまいました…
ボルトロスからの脅威を今まで甘く見てきたツケが帰ってきた形になりました
ガルーラスタンでのミラーもしっかり練習してきていたので、結果としてはそちらを当てたほうが良かったのかなという印象です
ここに関しては完全に構築負けなのでまあしょうがない負けなのかなという感じですね
というわけでまたしてもベスト16で終了になりました
僕は一体いつになったらこの壁を壊せるのだろうか…
シングル6→1 【シーズン17スペシャルレート】
かな〜り昔に遊びでやっていたルールがまさか実装されるとは思いませんでした
ポケモン | 技 | 持ち物 | 特性 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
ガブリアス | 逆鱗 | 地震 | 岩雪崩 | 大文字 | 拘りスカーフ | 鮫肌 |
ビビヨン | 暴風 | 眠り粉 | 身代わり | 蝶の舞 | 食べ残し | 複眼 |
クレセリア | サイコキネシス | 冷凍ビーム | 瞑想 | 月の光 | ゴツゴツメット | 浮遊 |
ボルトロス | 10万ボルト | 目覚めるパワー氷 | 草結び | 挑発 | 命の珠 | 悪戯心 |
ギルガルド | アイアンヘッド | 影打ち | 剣の舞 | キングシールド | 弱点保険or風船 | バトルスイッチ |
ウルガモス | 火炎放射 | オーバーヒート | 虫のさざめき | 蝶の舞 | オボンの実 | 炎の体 |
このルールにおける独特のポケモンの強さの1つに「選出画面での強さ」というのが顕著に出ます
6→3や6→4のようなルールとは違い,後ろに保険を用意できないことから特定の条件下において強力な戦術を持つキャラクターによる「選出誘導」が非常に強力です
それを踏まえて一応構築したつもりです
この構築はガブリアス+ビビヨンとクレセリア2つを軸とし,残りを対策で埋めた形
また,このルールにおいて最も重要となる「打ち合いの強さ」も考慮してこの6体に落ち着きました
以下簡単に個別解説
・ガブリアス
ビビヨンのあまりにも強力な選出誘導力の恩恵を最大限に受けるためのポケモン
素早いポケモンに対する打ち合いの強さ,タイプ一致での技範囲の優秀さ,どれをとっても一級品です
素早いポケモンとの打ち合いをする上で先手を取ることは非常に重要であり,今回は気合の襷というアイテムが禁止になっているため強さがより保証されている拘りスカーフ
配分は素早さを最低限に留め,攻撃に補正をかけることでゲッコウガを落とせるラインまで上げて残りを耐久に回しています
・ビビヨン
このルールにおける最強格の脅威であるポケモン
S154以下のポケモンを問答無用で起点にすることができ,S155以上や連続技持ちおよび身代わり貫通持ち,最低限先制技持ちあたりを引き釣り出すことができる
対策がぬるい相手には時間制限が短いことだけに注意すればイージーウィンできる
・クレセリア
構築の軸その2
ビビヨンによって選出誘導された低火力を問答無用で起点にする
数値の高さ,弱点の突かれにくさ,技の通しやすさ,どれをとっても一級品です
オボン腹太鼓マリルリをサイキネ2発+ゴツメで倒せるようにしておきましょう
・ボルトロス
1vs1における癌,スカーフトゲキッスを選出画面で止めるだけのポケモン
実際にスカーフトゲキッスを相手にする場面はないと思うので,出てきた相手を返り討ちにできる草結びを仕込む
またクレッフィなどの訳の分からないポケモンへの抑止力として一応挑発
ニョロトノやマリルリなど滅びの歌を絡めてくるポケモンに対して有効なキャラクターでもあるためなんやかんや必要
襷を持っているときほどではありませんが打ち合いにも強いため,それなりに信用して投げることができます
・ギルガルド
ガブリアス,ビビヨン,クレセリアを見て出て来やすいニンフィアやゲンガーなどへの対策
そのため物理での採用
強力な選出誘導力を持つビビヨンやキノガッサに対抗するためにも先制技は必須
ビビヨンの選出誘導により自身より遅いキャラクターが選出されにくいため,かなり安定して動かすことができます
風船などを持たせて拘り地面技を打てなくするなども選出の機会が増えて面白いかもしれない
追記(2016/07/24):風船にしてみたところ選出の機会がかなり増え,見せ合い画面では出ない情報である風船の奇襲性の高さから勝てる試合がかなり増えたため風船の方が強い説がある
・ウルガモス
エルフーンのような身代わりを戦略に取り入れているポケモンへの対策の音波系
ガブリアスやクレセリアの攻撃が通りにくい鋼などへの抑止力にもなる
オボンで数値を上げてあることもあり,等倍以下のタイプの多さから打ち合いにも強く,蝶の舞での返しも強い
しばらくスペシャルレートを潜ってからこの構築を少し考えて使用しましたがかなり感触は良く一気にレートを上げることができました
ポリゴンZなどきついポケモンも存在するためまだまだ改善の余地はあるように思えます
考えなしに一撃技をぶっぱなしているだけのプレイヤーも多く,もう少し戦略や戦術を練られても良いんじゃないのかなと思いました(このルールにおける一撃技の強さがそれを助長しているのですが)
どうせすぐ飽きるだろうなと思っていたのですが想像以上に面白かったのでもう少しやり込んでみようかなと思えるルールです
シンオウクラシック 草案
このルールかなり面白いです
全体的な火力が落ち着いているのでいろんなポケモン,いろんな形に参戦権があるところがとても良いです
某所でそこそこ良い成績を残せているのでとりあえず書きなぐっていきます
ポケモン | 技 | 持ち物 | 特性 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
キュウコン | 熱風 | オーバーヒート | ソーラービーム | 目覚めるパワー地面 | 拘り眼鏡 | 日照り |
バクフーン | 噴火 | オーバーヒート | ソーラービーム | 目覚めるパワー氷 | 拘りスカーフ | 貰い火 |
ダーテング | 種爆弾 | 叩き落とす | 猫騙し | 守る | 気合の襷 | 葉緑素 |
クレセリア | 冷凍ビーム | 威張る | 手助け | トリックルーム | メンタルハーブ | 浮遊 |
メタグロス | コメットパンチ | 思念の頭突き | バレットパンチ | 守る | ラムの実 | クリアボディ |
水ロトム | 10万ボルト | ハイドロポンプ | 目覚めるパワー氷 | 守る | オボンの実 | 浮遊 |
クレセグロスを通すための晴れ
キュウコンとバクフーンの炎技でイージーウィンできる回数も少なくなかった
ダーテングが意外に強い
・ラティハッサム晴れスイッチ
ポケモン | 技 | 持ち物 | 特性 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
ラティオス | 流星群 | 10万ボルト | 日本晴れ | 守る | 命の珠 | 浮遊 |
ハッサム | 虫食い | バレットパンチ | 叩き落とす | 守る | ラムの実 | テクニシャン |
クレセリア | 冷凍ビーム | 威張る | 手助け | トリックルーム | オボンの実 | 浮遊 |
バクフーン | 噴火 | 熱風 | ソーラービーム | 守る | 火の玉プレート | 貰い火 |
トリトドン | 大地の力 | 濁流 | 毒々 | 守る | リンドの実 | 呼び水 |
カポエラー | インファイト | ストーンエッジ | 猫騙し | ワイドガード | キーの実 | 威嚇 |
いろいろと目の上のたんこぶがなくなって従来の強さを発揮できるようになったラティオスとその相棒ハッサム
この2体の障害となるジャンルへのメタとスイッチを組み込み,動きに幅を出した形
バクフーンが想像以上に強い
黒い鉄球なんか持たせてトリックルームに寄せ切ってしまうのも面白いかもしれない
・霰ガブリアス
ポケモン | 技 | 持ち物 | 特性 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
ユキノオー | 吹雪 | ウッドハンマー | 氷の礫 | 守る | 命の珠 | 雪降らし |
氷ロトム | 10万ボルト | ボルトチェンジ | 吹雪 | トリック | 拘りスカーフ | 浮遊 |
ガブリアス | 逆鱗 | ダブルチョップ | 地震 | 岩雪崩 | 拘り鉢巻 | 鮫肌 |
サンダー | 10万ボルト | 熱風 | 追い風 | 見切り | オボンの実 | 静電気 |
エンテイ | 聖なる炎 | ストーンエッジ | バークアウト | 神速 | 突撃チョッキ | プレッシャー |
カポエラー | インファイト | 不意打ち | 猫騙し | 手助け | 拳のプレート | 威嚇 |
強力な数値を出すことができる鉢巻ガブリアスを主軸にし,それを補う攻撃範囲で固めた構築
良くも悪くもガブリアスを通せるかが勝敗を左右しがちではあるのですが,それも含めてなかなか面白い構築に仕上がっています
ポケモン | 技 | 持ち物 | 特性 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
ドクロッグ | けたぐり | ダストシュート | 猫騙し | 守る | 黒いヘドロ | 乾燥肌 |
エンペルト | ハイドロポンプ | 波乗り | 凍える風 | 守る | ソクノの実 | 激流 |
ラティオス | 流星群 | 10万ボルト | 雨乞い | 守る | 命の珠 | 浮遊 |
ルンパッパ | 熱湯 | エナジーボール | 冷凍ビーム | 猫騙し | 突撃チョッキ | すいすい |
ヌケニン | シザークロス | 影打ち | 鬼火 | 守る | 気合の襷 | 不思議な守り |
カビゴン | 恩返し | 地震 | 鈍い | 守る | オボンの実 | 厚い脂肪 |
誰もが1度は憧れを抱く構築の代表格「ドクロエンペ」
雨やマリルリといったわかりやすいパワーを発揮できる構築が数多く生息しているのでそこへのメタとして機能できる組み合わせを複数用意できている
かなり古き好き構築感が漂っています
このルール,かなり面白いです
僕の考えた最強のグラゼルネ 【VGC2016】
みなさんお疲れ様です。
ジャパンチャンピオンシップスの最中は何やらいろいろあったみたいですが、今後VGC2016を頑張るプレイヤーもいるだろうということで特に何も実績もないですが少しでも考えの足しになればと思いましてこうして筆をとっています。
ポケモン以外のことにモチベーションを割きすぎていたことや,そもそも忙しかったという理由から思うように試合が消化できなかったためPJCSは特段高い結果を出せたというわけではないですが,このルールの強力なアーキタイプである「グラードン+ゼルネアス」という組み合わせを使った構築を某所で使い,それなりに高い成績を出せたのでそれなりにはこのルールを楽しめたかなと思います。
簡単な構成は見える部分に記載します。この記事は完全に自己満足記事なので残りの部分は物好きな方だけお付き合いください。
ポケモン | 技 | 持ち物 | 特性 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
グラードン | 断崖の剣 | 大地の力 | 炎のパンチ | 守る | 紅色の玉 | 日照り → 終わりの大地 |
ゼルネアス | ムーンフォース | マジカルシャイン | ジオコントロール | 守る | パワフルハーブ | フェアリーオーラ |
ガルーラ | 捨て身タックル | けたぐり | 不意打ち | 猫騙し | ガルーラナイト | 精神力 → 親子愛 |
ボーマンダ | ハイパーボイス | 捨て身タックル | 流星群 | 守る | ボーマンダナイト | 威嚇 → スカイスキン |
ボルトロス | 10万ボルト | 電磁波 | 挑発 | 守る | 気合の襷 | 悪戯心 |
モロバレル | 草結び | 茸の胞子 | 怒りの粉 | 守る | オボンの実 | 再生力 |
禁止伝説キャラランクと上位個別考察 【VGC2016】
いよいよ2015年も終わりが近づいてきましたね
その締めくくりとして来年に向けて頭の中にある情報の整理というか、掃除をしたいと思います
前置きはこのあたりにして本題のキャラランクについて
VGC2016禁止伝説キャラランク(2015/12/31)
S:グラードン カイオーガ
A:ゼルネアス レックウザ
B:イベルタル
C:ミュウツー ホウオウ パルキア Oギラティナ ディアルガ Wキュレム
D:ルギア Aギラティナ
E:その他
大体こんな感じになるのかなという印象です
巷と評価と違うところはゼルネアスの評価が他よりも低いくらいでしょうか
キャラランクにはさほど意味は無いのですが、その人のポケモンに対する評価の指標のようなものを垣間見ることができるのは面白いですね
ちなみに自分のポケモンの評価に対する基準は「いかにしてプレイの難易度を落とすことができるか」や「上位の相手にどれだけ活躍が見込めるか」ということに重きをおいている事が多いです
多少の変動はあれどVGC2016における上位5種はS〜Bのポケモンで決まってしまうかなという印象です
もちろんC以下のポケモンにも研究の余地はある、ワンチャンスはあると感じているポケモンも存在しているのでその辺りの考察もやめないようにしていきたいですね
性能に関する個別考察はもう知り尽くされていると思うので、少し大局的に上位のポケモンに対して考察をしていこうと思います
詳細は続きから
Palkia with Trick Room 【VGC2016】
ポケモン | 技 | 持ち物 | 特性 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
パルキア | 亜空切断 | 雷 | トリックルーム | 守る | 強制ギプス | テレパシー |
グラードン | 地震 | 大地の力 | 噴火 | 守る | 紅色の玉 | 日照り → 終わりの大地 |
ランドロス | 地震 | 岩雪崩 | 叩き落とす | 大爆発 | 拘り鉢巻 | 威嚇 |
クレセリア | 冷凍ビーム | 手助け | トリックルーム | 守る | メンタルハーブ | 浮遊 |
クチート | アイアンヘッド | じゃれつく | 不意打ち | 守る | クチートナイト | 威嚇 → 力持ち |
モロバレル | エナジーボール | 茸の胞子 | 怒りの粉 | 守る | オボンの実 | 再生力 |
ゼルネアスの数が落ち着き始め、グラードン+カイオーガの組み合わせが評価されてきているところに動かしやすいポケモンであるパルキアを採用した構築
最大の特徴とも言える特性テレパシーを絡めたグラードンとの組み合わせは脅威の一言でしょう
その組み合わせのパワーを最大限に活かすということと、ゼルネアスがどうしても障害となりうるため、トリックルームを戦術として組み込みます
またグラードンを暴れさせるために障害となるポケモンをまとめて飛ばせる上に、威嚇によってパルキアのトリックルーム起動のサポートこなせるランドロスも相性良く入ってきます
ただパルキアにトリックルームの起動を一任してしまうと、できなかった場合に相手に戦術を押し付けることができなくなってしまうため、2枚目のトリル起動要因としてグラードンやランドロスとの相性が良い安定のクレセリア
ここまで来たのなら純粋なトリックルームパーティとして戦術や勝ち筋を組み立てていきたいので、トリル下で活躍が見込め、ゼルネアスやイベルタル絡みの組み合わせに強いクチートをメガシンカポケモンとして採用
不特定多数のポケモンを相手にする上で、負けのルートを限りなく減らすためにモロバレル
トリルを主な戦術として扱う以上、相手のモロバレルをどう対策するかが難しいですが、そこをもう少し改良していけばかなり嫌らしい構築を創りあげれるように感じました
もちろんトリックルームを使わずともパルキアというポケモンにはワンチャンスがあるでしょう