第2回ポケットモンスター・北陸オフ 使用構築 〜ラティハッサム+αで勝てない構築は存在しない〜
どうもお久しぶりです。行方不明になってたらしいユラです。
今回第2回北陸オフが開催されるということを風の噂で聞いたので参加してきました
予選リーグが8〜9人のリーグが8つで上位2名が進出と2敗が許されないということもあり、予選を抜けるのも難しいなか7-1で予選1位抜け
決勝トナメ1回戦で運も味方につけて着々と戦況を有利にするも最後の最後で2連守る+急所という唯一の勝ち筋を引かれて敗退
とはいえダブルで軽視されている印象のポケモンを使いここまで結果を出せたのでまあ良かったかなと
完成度をかなり高められただけに優勝できなかったのが悔やまれてなりません
ポケモン | 技 | 持ち物 | 特性 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
ラティオス | 流星群 | 竜の波動 | サイコショック | 雷 | 拘り眼鏡 | 浮遊 |
ハッサム | 蜻蛉帰り | 虫食い | バレットパンチ | 馬鹿力 | 拘り鉢巻 | テクニシャン |
スイクン | ハイドロポンプ | 凍える風 | 瞑想 | 眠る | カゴの実 | プレッシャー |
ライコウ | 10万ボルト | バークアウト | 身代わり | 守る | 食べ残し | プレッシャー |
トゲキッス | エアスラッシュ | 大文字 | この指止まれ | トリック | 拘りスカーフ | 天の恵み |
ランドロス | 地震 | ストーンエッジ | 蜻蛉帰り | 守る | 気合の襷 | 威嚇 |
わたしが尊敬しているPTのあぷり氏が構築したスタンパです
その構築を自分なりに解釈し、自分なりの考えを詰めてみました
構築のコンセプトは「相手に倒される前に倒しきる」というポケモンの基本だけども、とても大事なことに立ち返って意識しました
ポケモン界屈指の組み合わせであるラティオス+ハッサムを、最高級の性能を引き出せるアイテムを持たせて相手に負担をかけさせて、取り巻きでそのサポートを全力でしてあげます
非常にやることが単純明快でダブル初心者の方でも割と扱いやすい構築だと思います
長くなりますが詳しい個別解説をば
■ラティオス
特性:浮遊
持ち物:拘り眼鏡
性格:臆病
努力値:B4 C252 S252
実数値:155-*-101-182-130-178
技構成:流星群/竜の波動/サイコショック/雷
【備考】
ラティオスの中でも最高級の単体性能を誇る眼鏡
眼鏡ラティオスの流星群は強い
眼鏡ラティオスの竜の波動は強い
眼鏡ラティオスのサイコショックは強い
眼鏡ラティオスの雷は強い
■ハッサム
特性:テクニシャン
持ち物:拘り鉢巻
性格:勇敢
努力値:H236 A252 B4 D12
実数値:175-200-121-*-102-63
技構成:虫食い/蜻蛉帰り/バレットパンチ/馬鹿力
【備考】
HP:16n-1
S:最遅
C139クレセリアの1段階下降眼鏡目覚めるパワー炎を確定耐え
ラティオスの最高の相棒
蜻蛉帰りでサイクルを作り続けることが最高級の動きに繋がる数少ないポケモンだと思います
トゲキッスやライコウ、霊獣ランドロスがハッサムに付きまとう不安要素を解消してくれるため単体で強い鉢巻
素早さはこの近辺の素早さの数値はここより極端に高いか、最遅まで抑えられているか極端なのでそう言ったキャラに最悪五分を取るため最遅
最後の1枠は構築で薄くなっているカビゴンやナットレイ、トリル下のハッサム、ヒードランにキツイ1撃をお見舞いできる馬鹿力
他にも燕返しや電光石火も採用の余地があると思います
■スイクン
特性:プレッシャー
持ち物:カゴの実
性格:控え目
努力値:H252 B4 C92 D4 S156
実数値:207-*-136-134-136-125
技構成:ハイドロポンプ/凍える風/瞑想/眠る
【備考】
H252ハッサムをハイドロポンプで確定2発
最速バンギラス抜き
相手を倒しきる前に倒されることを防ぐポケモン
ラティハッサムで厳しくなるウルガモスやシャンデラ、ヒードラン
相手にして面倒になるメタグロスやバンギラス、ローブシンなど幅広い範囲と打ち合いができるハイドロポンプスイクン
トゲキッスやライコウのサポートやハッサムやランドロスの蜻蛉帰りサポートと相性の良い瞑想眠る型
流星群を打たせて死に出し展開からこのポケモンを繰り出すだけでゲームエンドまで見える
ダブルバトルをやっているプレイヤーは相手の駒を減らすことが勝ちに直結すると思っているプレイヤーが多すぎる印象です
もちろん間違ってはいないのですがレヲン氏と共同で組み上げた蝶舞ウルガッサスイクンみたいなのが結果を残しているあたりそういった展開を意識した構築の強さは本物でしょう
構築で一貫しがちな氷を半減しながら、ニョログドラに対しても強い駒として扱える非常に優秀なポケモン
熱湯スイクンはハイドロポンプスイクンの6割程度の数値しかない
なんでこのポケモンの数が伸びないのか不思議でならない
と持ったら北陸オフでのKPは10とキノガッサと同じくらい数がいたそうです
ガッサと組み合わせやすいからということだと思いますが、これからもっと数が伸びてもおかしくないでしょう
■ライコウ
特性:プレッシャー
持ち物:食べ残し
性格:臆病
努力値:H220 B4 C28 D4 S252
実数値:193-*-96-139-121-183
技構成:10万ボルト/バークアウト/身代わり/守る
【備考】
HP:16n+1
H4振りトルネロスを10万ボルトで乱数下2つ切って倒せる
A200ハッサムのジュエル虫食い耐え
ラティハッサムを単体で強いポケモンにしながら、最高級の動きを引き出すためのポケモン
その高い素早さから繰り出されるバークアウトはなかなかに強力
ラティハッサムで一貫する飛行に対しても強く、自分が好きなドラゴン+ハッサム+電気というシングルでも強力なホットラインを作れている
自然と気合の襷を潰してくれたり、ラティオスの眼鏡流星群耐えを崩したりと相性が良い
構築全体がかなり攻めによっているため、守りが手薄になるがこのポケモンが構築全体の耐久を上げてくれている
このポケモンが場にいるだけで隣のポケモンの特殊ポケモンへの打ち合い性能が飛躍的に上がります
目覚めるパワー氷を入れるか悩んだが、身代わりを入れることで弱点を取られる場面でも無理やり居座ることができて隣のポケモンで制限をかけに行けるので重宝する場面も多いです
個人的に好きなポケモンなので使えて嬉しい
電磁波を無効にできるということと、ランドロスと初手に出すことも少なくないので1日も早い夢特性の登場を願うばかりである
■トゲキッス
特性:天の恵み
持ち物:拘りスカーフ
性格:臆病
努力値:H244 B4 C4 D4 S252
実数値:191-*-116-141-136-145
技構成:エアスラッシュ/大文字/この指止まれ/トリック
【備考】
HP:16n-1
ラティハッサムの不安要素である、ウルガモスやサザンドラ、ボーマンダに対する解答
この指とまれだけでなく自分からエアスラッシュを打つことでも十分な解答になれる
トゲキッスというポケモンがスカーフに性能を依存しているためトリックは極力打ちたくないですが、ラッキーやハピナス系統を潰すために泣く泣く入れることに
そのあたりを考慮しないのであればアンコールやお先にどうぞなどを入れることも可能
この指とまれとスカーフトリックを有しているため構築で薄めだった地雷耐性も自然と上がっている点も構築にマッチしている
トゲキッス自体がラティハッサムに強い駒でもあり、対ラティハッサムミラーにも苦労しない
単純に飛行と炎の攻撃範囲が刺さる構築も多いです
ラティオスやスイクンを弱点から逃がしながら決定力を発揮させられる様はGSのキッスオーガを彷彿とさせます
元々GSルールでトゲキッスが非常に強力なポケモンであることからこの構築は着手されているので当然の活躍でしょう
トゲキッスの素早さが認知されてないのか非常に軽視された行動が多いように思えました
エアスラッシュを打たせる方が悪い
■ランドロス(霊獣)
特性:威嚇
持ち物:気合の襷
性格:意地っ張り
努力値:H4 A252 S252
実数値:165-216-110-*-100-143
技構成:地震/ストーンエッジ/蜻蛉帰り/守る
【備考】
無振りボルトロスをストーンエッジで確定
183-97-136ボルトロスをストーンエッジで乱数1発(44%)
構築全体の物理耐久を高めながら、通りやすい格闘や地面、電気などを補完
この構築にとって相性の良い地面と岩と虫の攻撃範囲を有しながら、高い数値と優秀な特性を持っているこのポケモンを入れないわけがない
ガンガン打ち合うことを目指しているので、苦手な相手にも打ち合いができるようになる襷
処理が難しいボルトロスやウルガモスにしっかり負担をかけたい、願わくば1撃で処理したいので岩雪崩ではなくエッジ
そもそも打ち合いをしてほしいランドロスなのでしっかり技の威力は上げておきたい
補完に入るポケモンなので思考停止岩雪崩のような選択はしないべきでしょう
地震から身を守れるポケモンがあまりいませんが、基本的にエッジと蜻蛉しかしない上に地震は必要な技だと判断したため投入しています
味方のサポートをしながら蜻蛉帰りでサイクルを作ることもできる非常に構築にマッチするポケモンです
・対無天候
だいたいトゲキッスやライコウ、スイクンが刺さっていることが多いのでその辺を主軸に添えながらラティハッサムやスイクンでゲームエンド
カポウルガやカポシャンなんかには飛行がすごく一貫するので強いです
すべての構築に言えることですが、クレセリアには積極的にトリックを当てていきたいですね
・対砂
この構築が唯一課題
バンギラスへの受け出しが安定しない(岩が一貫する)のと化身ボルトロスが同時に入ってくることが多いので面倒くさい
霊獣ランドロスとハッサムが鍵を握るでしょう
・対雨
もっとも得意な構築
今までいくつも試合をこなしてきましたが負けた記憶がありません
ニョログドラだろうがサンダークレセだろうが初手ラティオス+トゲキッスで大安定
初手ニョログドラならばこの指しながら雷をするだけで勝てます
電気決定力がいる場合はそっちを優先して潰しましょう
潰す優先度は
電気決定力>ニョロトノ>>>>>>>>>その他
キングドラには流星群を打ってもらってスイクンの起点にします
選出はだいたい
電気決定力がいるならば ラティオス トゲキッス ランドロス スイクン
いないなら ランドロスの位置がハッサムになることが多いです
なぜか初手ニョロトノ+キングドラでこられることが多く、勝手にキングドラが守ってニョロトノが雷を受けて散っていくので楽しいです
苦手なナットレイ入りやバンギラス入りの雨には少し歪められてしまいますが、基本的には優位に勧められるはず
サンダークレセみたいのには流星打ちながらクレセにトリック
トリルが決まってもキッスの飛行+炎の攻撃範囲が刺さることが非常に多かったです
・対晴れ
ラティオスとスイクン、ライコウ、霊獣ランドロスがいるので苦労はしないはず
あんまりやったことがないので良く分からない(
・対トリパ
対応が難しいですが、とりあえず起動役にトリックなりエアスラなりで動きを封じたいですね
キッスの飛行+炎の攻撃範囲やこの構築メンバーの数値の高さを見せつけてやりましょう(
あまり苦労した覚えはないです
■総括
組み合わせのパワーが強く、使っていて非常に楽しいパーティでした
眼鏡ラティオス、鉢巻ハッサム、スカーフトゲキッス、瞑想スイクンとダブルバトルで軽視されているポケモンがやはり強いことを証明できたのではないかと思います
シングルっぽい要素も詰まっているのでシングルプレイヤーも使いやすいんじゃないかなーと思います
苦手なポケモンは第一に化身ボルトロス、その他にはナットレイくらいですかね
化身ボルトロスはランドロスのエッジや流星群+バレットなどで多少被害を受けてでも真っ先に処理したいですね
ダブルではあまり見ないポケモンの組み合わせが多く、パッと見て何をしてくるか分かりにくいという部分もあり、事前に想定をするのが難しく選出時の情報アドバンテージにも多少なりとも影響はあると思います
そういった想定がしにくい構築も強さの一部であるので、環境が動かないダブル界では新しい風を吹き起こしやすいと思います
今回もそのつもりでしたが残念ながら結果がついてきませんでした;;
・最後に
プレイヤーの方々のレベルが高いのはもちろん、オフの雰囲気は非常に良くジュニアの方々も親子連れで気兼ねなく来れるのは北陸オフならではの特色だと思います
これは非常に良いことだと思うのでこの雰囲気を崩さずに、よりよいものにしていきたいですね!
主催のずんださん、影さんは本当にお疲れ様でした!
僕自身すごく楽しませてもらったので次回があればまた参加したいと思います=∀=)ははは